1. Wi-Fiの電波があるのに繋がらない記事を書いたら本当にその現場に遭遇した件💦
先日「Wi-Fiの電波はあるのに繋がらない？原因と解決方法を徹底解説！」という記事を書かせて頂いたのですが、正直に言います先日とある幼稚園様のWi-Fi工事の際に、既存のWi-Fiのつながりが悪くお問い合わせを頂いて弊社にてWi-Fi工事をさせて頂いたのですが、電波状況は良い、ただし「インターネット接続ができない。。。」
という現象に見舞われました。
※実際のWi-Fi工事施工事例「Wi-Fi工事_埼玉県所沢市_M保育園様」
こういった現場は慣れっこなので（かれこれ20年ほど中小企業のネットワーク環境を見てきました)
初めのうちはそこまで気にしていなかったのですが、今回は苦戦してしまい、次回に引き延ばしになりました。
※追記2024年9月16日現在→翌週の対応時にはWi-Fiが安定しており、現在も安定して使用して頂いております。
幸い(?)既存のWi-Fi環境は残しておいたので、以前より悪くなったというわけではないのですが、「Wi-Fiを快適に使って頂く」という弊社の命題のような状況でもありますから、しっかり使えるまで設定をさせて頂ければと思います。
2. Wi-Fiの電波があるのに繋がらないときは複数の要因がある可能性がある。
今回は、Wi-Fi工事完了後、弊社持ち込みのPCで電波測定等をさせて頂いて最終報告をしようとしていたところ、弊社のPCでは全く問題なく新しいWi-Fi環境で通信ができて、報告書をその場で作ろうとした矢先。
お客様が使うPCやiPad10台前後がWi-Fiの電波があるのにも関わらず繋がらない現象に。。
状況から考えると（1台のPCは問題なく使えているので、ほかのデバイスの設定問題からくる繋がらない問題推測）既存のネットワーク担当者の方がそういった設定をしているのかなと思い、いろいろ確認させて頂いたのですが、特に変わった設定はなく。。
今度は弊社iPadを繋げようとするとお客様と同じ状態で繋がりませんでした。
3.弊社のPCがたまたま繋がってほかの端末が繋がらなくべくして繋がらない状態
うーんこれは困った。一つ一つ検証していこう。
ネットワークの不思議なところは、「本当はこれ繋がらないよね？」という状態でも「なんか繋がってしまう💦」ていう状態があること。
「よくわからないけどとりあえず再起動したらWi-Fiが繋がった」なんてこともよくある話。
「今まで使えてたのに再起動しただけでWi-Fiが繋がらなくなった」ってこともあります。
今回はインターネット導入当初から弊社でさせて頂いたわけではなく、当時Wi-Fi設定をされた方とは今は連絡が取れず途方に暮れてらっしゃる様子でした。
主なネットワーク構成は
光回線終端装置→NTTVoipアダプター→電話機主装置→ホームルーター→各ネットワークというごくごくシンプルな構造です。
逆にシンプルだからこそ繋がらなかった時の原因がわからないこともあります。
まず、困ってしまったのが「ホームルーターの設定画面に入れない」ことでした💦
4.NTTホームルーターの場合はデフォルト設定で入れるケースが多い
今回はデフォルト設定のいくつかの候補がすべてだめで、当時設定した方しかわからない状況でした。
これを打破するためには一度初期化しなくてはどうにもなりませんが、業務中ということ、更なるトラブルを生む可能を考えると、それはできませんでした。
ちなみに下記の機器に関してだとNTTの工事の方がよく使うパスワードがあるので備忘録的にも残しておこうと思います。
NTTのホームルーター
PR-600KI、PR-600MI、RX-600KI、RX-600MI、PR-500KI、PR-500MI、RT-500KI、RT-500MI、RS-500KI 、RS-500MI、RT-400KI、PR-400KI、RV-440KI、PR-400MI、RT-400MI、RV-440MI、RT-A300SE、RT-S300SE、PR-A300SE、PR-S300HI、RV-A340SE、RV-S340HI、RV-S340SE、RV-230SE
等の初期パスワード
ユーザー名は共通で：user
パスワードでよく使われるのは
user,admin,useruser,ntt,nttntt,116,0000,1234,admin,1111,9999
etc...
今回はどれもダメでした💦
5.端末によってデフォルトゲートウェイの値が違う
さて今回の記事のメインでもある謎現象。
基本的にルーターを二つ使っているわけでも無いため、デフォルトゲートウェイはどのデバイスからも同じIPアドレスを見に行かなければならないのですが、なぜか、ルーター機能を持っていないはずの旧APがデフォルトゲートウェイを取ってしまい、特定の端末だけが、そちらを見てしまう。
そしてさらに不思議なのがそれでもインターネットに繋がってしまっている。
という状況でした。
ルーターの設定画面や、APの設定画面にも入れないため、正直お手上げ状態だったのですが、7割の端末は”IPアドレスを固定して対応する”ことによって症状がかなり改善され、さらに残りの2割はNTTのONUから電話の主装置、ルーター、旧APの再起動をすることによって改善されました。
残りの1割は旧Wi-Fiで問題なく使えてらっしゃるということでしたので、今回はひとまず経過を見守ることに。
次に回線が安定しない場合は即座にルーターを別のものに交換して旧APも取り外す方向でお客様と相談しながら決めていきます。
■Wi-Fiビルド代表の千葉よりご挨拶
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