最近、光回線引込み配管工事の費用を聞かれるケースが増えております。本記事では実際の見積を例に公開していきます。
管理マンションや自宅の快適なネット環境を実現するために必要な光回線配管工事。しかし、「配管が通らない」「NTTに光回線の引込みを断られてしまった」という問題が起こった時にどう対処すればいいのでしょうか。今回は、光回線引込み用配管工事の流れから費用までを徹底解説します。
【今回の目次】
■1. 1.光回線工事の基本的な流れ
■2. 1.電柱→建物までの配管(ルート)が無い
■2. 2.建物内に配管(ルート)が無い
■2. 3.光回線引込み配管工事の主な種類
■3.1.埼玉県小川町会社様光回線引込み配管工事の費用
■3.2(東京都江東区)アパート内の一室に直接光回線を引込むための配管工事の費用
■3.3(東京都青梅市)マンションネットワーク構築_光回線引込み配管工事の費用
■3.4(埼玉県草加市)光回線工事に伴う穴あけ工事及び配管工事
■4.1.施工後の保証とアフターケアについて
■1. 光回線引き込み配管工事とは何か
光回線引込み配管工事とは、光回線を引込むために、建物外から内へ配線ルートを確保するための工事です。
この工程では、直接建物内に光回線を敷設(ふせつ)するために、既存の配管が使えない場合や建物構造上の制約がある際に、新たな配管ルートの検討が不可欠となります。
このような配管工事は、専門的な知識と技術を必要とするため、適切な施工業者選びが重要なポイントとなります。
■1. 1.光回線工事の基本的な流れ
光回線工事を行う際の基本的な流れは、まず初めに光回線施工業者が現場調査を実施し、引込み場所へのルートを確認します。
ルートがあれば日程調整をして光回線を引けば問題ないのですが、ここではルートが無い場合の基本的な流れを紹介します。
ルートが無い場合、光回線施工業者は配管工事を基本的に行っていないので「ルートを作って下さい。」と言って、現場調査の時点で帰ってしまうケースがほとんどです。(私たちの経験上配管を作ってくれたケースは一度もありません。)
ルート確保後、再度光回線施工業者が現場調査に来て、ルートの確認が取れれば日程調整。もし、ルートがあったとしても、光回線施工業者の要件を満たさなければ再度、「引込み不可」の判定を出されて再工事しなければならないというケースもあります。
そのため、法令遵守に基づく安全管理はもちろんのことですが、光回線施工業者との連携をしなければ時間も費用も余分にかかってしまうケースがあります。そのため、十分な準備と計画が必要となります。
■2. 光回線の配管が通らない主な2パターン
光回線施工業者から「ルートを作って下さい。」と言われ工事をしてくれなかった場合に依頼主の方はまず、
・建物外で、電柱から建物までの引込みルートがあるかの確認。
・建物内に、光回線終端装置を設置する場所までの配管、または各部屋で使用する場合はその部屋までの配管があるかの確認。
が必要になります。
■2. 1.電柱→建物までの配管(ルート)が無い
建物外の電柱から建物までの配管が無く、引込みルートが無い場合は地中埋設や、既存の電柱を利用した架空配線などにより、光回線ケーブルを建物内まで引き込み、そこから宅内に引込めるようルートを確保する工事をしなければなりません。
ポールと建てたり、地中配管をする場合もあるのですが、建物壁面にC型金具や屋外線引き留め具等を取り付けてワイヤーを張り、そこに光回線を引くケースもあります。
■2. 2.建物内に配管(ルート)が無い
建物内に配管が通らない(通っていない)ケースは様々あり、「配管が無い」「配管が壊れている」「配管にすでに配線が複数あり、光回線ケーブルが配管を通らない」ケースなどです。
特にマンションなどの集合住宅は後から配管の中に配線を追加するケースが多く、光回線を配管が通らなくってしまうケースは多々あります。
■2. 3.光回線引込み配管工事の主な種類
光回線引込み配管工事は、大きく分けると以下の二つです。
・屋外用光回線引込み配管工事
・屋内用光回線引込み配管工事
屋外用光回線引込み配管工事は、地中埋設工事や架空配線工事です。
電柱から建物までの光回線のルート作りの工事になります。
屋内用光回線引込み配管工事は、建物内の回線終端装置設置予定場所や、MDF室、各部屋への配管工事を指します。
工事としては主に、屋外であれば「地中埋設配管工事」「架空配線工事のための配管工事」「外壁配管敷設工事」
屋内であれば「宅内配管工事」「宅内リード線敷設工事」
共通の工事として「修理」の6つになります。
屋内であっても配管が通らなく、リード線工事も難しい場合は屋内から一度屋外に出して、「外壁配管敷設工事」をして再度屋内に配線を入れる方法もあります。
「地中埋設配管工事」に関しては基本的には建物を建てるときに専門の業者さんに配管を行って頂きます。
やむを得ず弊社で行う場合には人や車が通らない箇所に数10センチ程度掘削してそこに配管を埋め込む形になります。
■3. 光回線引込み配管工事の費用と実際の見積例
以下は実際に行った光回線引込み配管工事やLAN配線をするための配管工事の見積りを紹介したいと思います。
■3.1.埼玉県小川町会社様光回線引込み配管工事の費用
こちらのお客様は事務所移転の際に光回線を新規で引き込みをご希望だったのですが、NTTさんが現場調査の時に「既設で備えてある電柱からの地中埋設配管がつぶれてしまっていて、引き込みに使えません」との回答で、光回線の引込みができない。とのことでした。
そのため今回は、建物内ONU(回線終端装置)設置希望場所までのルートを配管工事と壁の穴あけ工事を併用してルートを確保致しました。
工事前、工事後ともにNTTさんとお電話で打合せをしながら施工したため、後日NTTさんが来られた時にはスムーズに光回線開通まで行って頂くことができました。
今回御見積金額:68,860円(税込み) ※こちらの工事は相見積もりはございませんでした。
■3.2(東京都江東区)アパート内の一室に直接光回線を引込むための配管工事の費用
アパート等ではアパート内のMDFと言われる所から各部屋へ光回線を通す場合もあるのですが、今回はアパート内の一室のみMDFからの配管が通っておらず、光回線の引込みをNTTさんから断られてしまったケースです。
通常であれば、直接引込たい部屋に外から穴を開けたら、エアコンダクトから引込むことが多いのですが、今回のケースは道路の反対側でかなり奥まっている所に部屋があっため、直接引込むことができませんでした。
なので、MDFから配管を新設して直接お部屋までのルートを確保する工事の御見積をさせて頂きました。
他社様御見積金額:388,500円(税込み)
弊社御見積金額:259,380円(税込み)
■3.3(東京都青梅市)マンションネットワーク構築_光回線引込み配管工事の費用
マンションのオーナー様より、入居様にインターネット環境を提供するためにマンション全体のネットワーク環境の構築依頼の御見積依頼を頂きました。
実際計測してみるとLAN配線が120m近くあったので規模としては少し大きめの規模になったかなという印象です。
他社様御見積金額:693,000円(税込み)
弊社御見積金額:455,070円(税込み)
■3.4(埼玉県草加市)光回線工事に伴う穴あけ工事及び配管工事
NTTさんの光回線工事当日に、配管が無いと工事ができないと言われてしまい、弊社にご連絡を頂きました。
実際に見に来られた工事担当の方とお話をして、配管工事はもちろん、建物の中に入るルートもなかったため、光回線工事の前に穴あけも必要な工事でした。
壁がタイル貼りになっているため、特殊なドリルでタイルを割らないように穴を開けなければなりません。
光回線工事に伴う壁やコンクリートの穴あけ工事は3,800円/箇所~、厚みがあり、難易度が高い穴あけ工事は10,000円/箇所~承っております。
今回は埼玉県草加市にある商業ビルで「光回線引き込み用配管工事及び光回線穴あけ工事(費用記載)_Fビル様」の施工実績でも紹介しております。
類似ブログ記事「賃貸物件における光回線の穴あけ工事とその費用を公開!」でも実際に使ったお見積りをご紹介しております。
弊社御見積金額:79,200円(税込み)
■4. 施工業者の選び方と依頼時のポイント
あくまでお客様の声と弊社の印象から言うと、弊社の見積と他社様の見積を見て頂くとわかるのですが、多くの施工業者様の見積の記載内容として「○○一式」という項目で大雑把に見積を作成しているように感じます。
弊社は基本的に配管や配線工事に関しては距離を計測して「○○m」という御見積をするよう心がけております。
■4.1.施工後の保証とアフターケアについて
施工後6カ月以内の弊社過失によるトラブルはすべて無料でご対応させて頂いております。
ネットワーク環境のクラウド管理サービスは月額1万円から承っております。※詳しくは弊社千葉までご相談下さい。
■Wi-Fiビルド代表の千葉よりご挨拶
今すぐLAN工事、Wi-Fi工事、防犯カメラ工事をしたい方へ
当社は埼玉県内に限り直接現地へ伺っての相談は「無料」で行っております。
工事内容の前に、どんな工事会社なのかを見ていただく事がお客様の安心をいただくために最も大切だと思っております。 また、工事料金(お見積り)にご納得いただけなかった場合はお断りいただいても一切の費用はいただきませんのでご安心ください。
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